ホーム › 最上稲荷山大荒行

最上稲荷山大荒行

独自の荒行堂で最上尊の修法道に必要な行法の研鑽を行うものであり、三宝給仕と心身錬磨を行法の第一義とし、伝統を色読させる修行を中核とします。

”上求菩提”

最上三神の威大神力を鑽仰し、開基・報恩大師及び宗祖日蓮大聖人、経王相承修法の先師先哲の御遺戒を体し、法華経を信奉し、行学の二道を励み、自らの心を鍛えることを修行の根本として、加行精進します。

”下化衆生”

温故知新の遺訓に従い、千二百余年の奥秘修法道の伝統を奉じ修行を成し、大慈大悲の聖旨を以て激動の現代社会に即応した実践の修法布教に、精進するのです。

日程|女性は4月、男性は11月に行います

2日 同心会。入行前に心得などをお話しします。
3日 朝勤参拝の後、入行会。以降、自行段(布施、持戒)は大太鼓・団扇太鼓を叩きながら唱題行が中心です。
9日 自行成満会。幣束祭。以降、化他段(忍辱・精進)に入り、初行僧には撰経の書写と木剣相伝が行われます。
16日 化他成満会。水神祭。以降、報恩段(禅定・智慧)。
22日 懺悔会。伝師部を交え、反省会が行われます。
23日 成満会
  • 三・七日間、朝勤・昼勤・夕勤の読経や1日7回の水行を欠かさず行う苦修練行となります。
  • 祈祷肝文は最上要句という独自のものです。
  • 自行成満後の初子の日には大黒祭を行います。
  • 日蓮宗の方だけでなく他宗派の方でも、特に尼僧の方でも入行することができるのが特徴です。
  • ※「よくあるご質問」の「最上稲荷山大荒行について」もご覧ください。

最上稲荷山祈祷修法加行者 募集

最上稲荷山大荒行を下記の通り開設いたしますので、修法錬磨の為に、大法弘通の為にも是非加行修行くださるよう御案内します。

募集要項

期  日

[ 男子の部 ] 11月3日より11月23日迄 3週間  [ 集合は11月2日 ]

[ 女子の部 ] 4月3日より4月23日迄 3週間  [ 集合は4月2日 ]

募集人員

各10〜15名程度

応募資格

年令20歳以上の男子・女子教師(僧階取得者)

※初行入行者は65歳まで。学歴を問いません。

申込方法

下記荒行堂伝師部へ「加行願書」をご請求ください。

〒701-1331 岡山市北区高松稲荷712番地
最上稲荷山荒行堂伝師部
電話:086-287-3700(代)  FAX:086-287-3709

願書締切
[ 男子の部 ] 9月2日

締切日厳守 (初回入行者に限り、適性試験を実施の上入行の可否を決定)

[ 女子の部 ] 2月2日

※願書受付後に祈祷要文集を送付しますので、早めに伝師部まで提出ください。

特  典

三・七日加行成満の者には九字の秘法、木剣相伝並びに最上稲荷山祈祷修法師として祈祷許可証を授与します。

備  考

①加行中行堂清規に違反したる者は退堂を命ずることがあります。
②三・七日加行成満しない者には祈祷許可証を授与しません。
③加行第1週は面会禁止。

第2週から午前9時より午後4時まで、10分間に限り面会を許可します。

募集要項をダウンロードするお問い合わせフォームへ

募集要項

諸般の事情により、当山「荒行堂規則」入行資格の僧階を取得していない者に対し、日蓮宗の信行道場修了と同等程度の能力があるかどうかを判定し、合格者に荒行入行資格を与える筆記と実技の検定試験(有料)を令和2年(2020)から行っています。但し、過去に立正大学・身延山大学の僧階講座にて単位を修得した者は筆記試験を免除します。
毎年11月〈男子の部〉と4月〈女子の部〉の前に実施します(日程は要問い合わせ)。但し、筆記・実技試験のどちらかに合格した場合、以降の受験は不合格試験のみを対象とし、何回でも受験が可能です。
また、当山で1か月または3か月間の行堂検定講習会(有料)の行検生として、学びながら受験することもできます。

筆記試験 (日蓮宗の乙種試験と同等程度の内容)

  • 釈尊伝(仏教大意)釈尊の生涯について
    出家の動機 四門出遊など
  • 法華経大意本門と迹門の違い 事と理の一念三千について
    『法華経』28品の経題など
  • 宗義大意三大秘法とは何か (本門の本尊・本門の戒壇・本門の題目)
    五綱(五義)とは何か (教・機・時・国・序)
    五種法師とは何か (受持・読・誦・解説・書写)
  • 祖伝(宗門史)四大法難の年月日や五大部を書いた順番など
    (『立正安国論・開目抄・観心本尊抄・撰時抄・報恩抄』)

実技試験 及び 面接 (通常の読経試験は免除する)

  1. ①宗定 日蓮宗法要式の一般的な項目(聲明や所作など)の習熟
  2. ②序品・方便品・寿量品・観音偈・宝塔偈などの読経
  3. ③咒陀羅・最上要句・頂戴経の暗記

最上稲荷山荒行堂入行資格検定試験

最上稲荷山荒行堂では、諸々の事情により僧階を持つことが出来ない方を対象に「最上稲荷山荒行堂入行資格検定試験(行検/ぎょうけん)」を行っています。検定試験は、日蓮宗信行道場修了者と同等とみなせる知識力、技術力を「筆記試験」「読経試験(面接試験を含む)」によって判定し、荒行堂への入行の可否を決定致します。

応募資格

・僧階未取得者

・学歴、宗派、性別不問

・20歳以上65歳まで

・いずれかの宗教団体に所属している者

検定試験日程

希望者の方と日程を相談の上、随時

※12月1日から翌年2月3日までは当山行事のため試験は行っておりません

検定料

10,000円(筆記試験 5,000円、読経試験 5,000円)

※不合格だった場合再試験可/不合格となった試験だけを再試験することもできます

※立正大学、身延山大学の僧階講座にて単位取得済の方は筆記試験免除

検定試験内容

・筆記試験/穴埋め式

「釈尊伝(仏教大意)」釈尊の生涯について、出家の動機、四門出遊 他

「法華経大意」本門と迹門の違い

「日蓮宗宗義大意」三大秘法とは、五綱とは、五種法師とは

「日蓮宗宗祖伝(宗門史)」四大法難の年月日など

・読経試験(面接試験を含む)

聲明と所作

「法華経要品」序品・方便品・寿量品・観音偈・宝塔偈・咒陀羅・最上要句・頂戴経

試験案内をダウンロードするお問い合わせフォームへ