- 2020年07月21日
- [お知らせ]
最上稲荷山荒行堂入行資格検定試験(行検)の導入について
入行希望者各位
最上稲荷山荒行堂伝師部
諸般の事情により、当山「荒行堂規則」入行資格の僧階を取得していない者に対し、
日蓮宗の信行道場修了と同等程度の能力があるかどうかを判定し、
合格者に荒行入行資格を与える筆記と実技の検定試験(有料)を始める。
但し、過去に立正大学・身延山大学の僧階講座にて単位を修得した者は筆記試験を
免除する。
令和2年(2020)11月大荒行〈男子の部〉から施行し、毎年11月〈男子の部〉と
4月〈女子の部〉の前に複数回実施(日程は要問い合わせ)。
但し、筆記・実技試験のどちらかに合格した場合、以降の受験は不合格試験のみ
何回でも受験可能。
また、当山で1か月または3か月間の行堂検定講習会(有料)の行検生として、
学びながら受験することもできる(要相談)。
◇筆記試験(日蓮宗の乙種試験と同等程度の内容)
・釈尊伝(仏教大意) 釈尊の生涯について
出家の動機 四門出遊など
・法華経大意 本門と迹門の違い 事と理の一念三千について
『法華経』28品の経題など
・宗義大意 三大秘法とは何か (本門の本尊・本門の戒壇・本門の題目)
五綱(五義)とは何か (教・機・時・国・序)
五種法師とは何か (受持・読・誦・解説・書写)
・祖伝(宗門史) 四大法難の年月日や五大部を書いた順番など
(『立正安国論・開目抄・観心本尊抄・撰時抄・報恩抄』)
◇実技試験 及び 面接(通常の読経試験は免除する)
① 宗定 日蓮宗法要式の一般的な項目を習熟しているか 聲明や所作など
② 序品・方便品・寿量品・観音偈・宝塔偈等の読経
③ 咒陀羅・最上要句・頂戴経の暗記